補-2・ベトナム人民軍の階級と補職 

図解
 補-1・ベトナム人民軍の階級と補職・解説
ベトナム人民軍では野戦服の襟に階級章を付ける。これは旧日本陸軍や中国(人民解放軍)の影響を受けた物だろうと推測される。 肩にも階級章を付ける場合がありますが(この場合は襟には兵科)、これは通常では佩用せず正装の時に使用する。(肩の階級章は後に紹介)
ベトナム戦争中、南ベトナムに投入された人民軍部隊は襟の階級章など記章類を外していた。 これは、あくまで南ベトナムには北ベトナム軍は存在しない建前になっていたためです。よって部隊は「南部人民武装軍(Luc Luong Vo Trang Mien Nam VietNam)」と呼称されていました。 1972年以降になると戦争の政治的変化に伴い、正規に階級章等を付けた主力軍部隊が大量に南ベトナムに侵攻するようになりました。 もちろん自国領内にいる部隊は階級章等を着用していました。写真などで目にする機会は防空関係の部隊が多いようです。

 現物について
襟階級章の★「星のマーク」は金属製でシンプルな立体型。 下士官・准士官は下掲写真例(階級は上士)の通り黄のラインが入り、尉官級・佐官級には銀色の棒(立体型)が付く。現在のベトナム人民軍も同デザインの物を継続して使用しているが、ベトナム戦時の物とは明らかに材質が異なる。
表面

 補職について
上掲の一覧表の補職はあくまで目安としてつけました。最高位の『大将』は政治局委員以外には任命されないため、軍人での最高位は『上将』となる。 この他に武装公安部隊や、共産国家の軍隊に特有の軍政治部将校(政治委員)なども存在する。政治委員は党の機構、中央軍事党委員会の一部となり政治作戦、心理作戦指導を担当し尉官以上の階級であり中隊以上の部隊に付きます。

●軍装例研究


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